『リ、リンちゃん!?む、虫!ダ、ダ、ダンゴムシ…ムシいっぱいついてる!』
なんと、這い出てきたリンの服や頭にはダンゴムシがたくさんまとわりついていたから。
「え………イヤー!?かなでくん取って!!」
これがきっかけで、リンは虫嫌いになったのは言うまでもない。
こんな事するの、リンぐらいだと思っていた。
いや、この子もリンちゃんだ…
淡い記憶が呼び起こされ、リンの顔を見た瞬間つい噴き出し、大笑いしてしまったんだ。
でも、俺はこの時ミスをおかした。
不思議そうに首を傾げるリンを見て、ハッとしたんだ。
だって…
リンには、この記憶がないのだから。

