ギャップ彼女 2

~奏 SIDE~



俺は、思わず噴き出してしまった。
だって昔、リンもあの女の子と全く同じ事をしたから。



あれは、幼稚園の年長の頃の事。
俺とリンも含め、幼稚園の友達6人くらいで噴水公園でかくれんぼで遊んでいたんだ。




「リンちゃん、どっちが鬼に見つからないか勝負しよ?」

「いいよー。私、かなでくんには絶対、負けないもん」




こうして始まったかくれんぼだったが、俺はすぐに見つかってしまう。




他のみんなも簡単に見つかり、あとはリンだけになったのだが、





「あとは、リンちゃんだけだね?」

「でも、いないね…」



かくれんぼを始めてかなり時間がたったが、なかなかリンは見つからないんだ。




「リンちゃーん?もう鬼ごっこ終わりだよー?でてきてよー」







なんたって広い噴水公園だ。
みんなで捜すもののリンからの返事がない。




もしかして誘拐…?




俺はその時、すごく不安になったのを覚えている。