「かくれんぼしたまま寝ないでよー」
「…ん…」
ちなみに、このベンチの後ろは植込みになっていてあまりスペースはない。私も気になって覗きこめば、確かに女の子がいる。
いるというより、寝ている…。
しかも女の子の周りには、落ち葉がたくさん落ちていて、手には落ち葉が握られていた。
もしかして、葉っぱで身を隠そうとしてた…?
本格的だ…
スヤスヤと気持ちよさそうに縮こまって眠る女の子を見て、思わず笑みがこぼれた。
一向に起きない女の子に男の子が困っているようだったので、私も起こすのを手伝ってみた。
なんか自分で自分の、名前を呼んでいるみたいで変な感じだ。
「…ん……だ…い…くん?」
「リンちゃんやっと起きたー」
「エヘヘ。寝ちゃった…」
『リンちゃん大丈夫?出れる?』
「うん!」
そんなやりとりをしているとーー…

