翔も、みんなのコントを見てクスクス笑っている。いつもなら、ここで止めにはいるはずだが一向にその気配はない。



やっぱり、久しぶりだからかな…?



悠斗は……?
そう思って、彼へと視線を向ける。





あ…


思わず、視線を逸らした。




だってーー…





私達に背を向けたまま座って作業を続けている怜奈の事を、悠斗がジッと見ている事に気づいたから…






そりゃそうだよね。
好きな人を見てたいって普通の事だよね。








チクリと胸が痛んだ。