「リン、できたよ」
翔が柔らかく微笑み私を手招きしているので、翔のそばまで行く。
あ…。
なんと、パソコン画面を見れば消えたはずのデータが元通りになっていたんだ。
す、すごい…すごすぎる!?
『翔、ありがとう!』
私は、あまりの嬉しさに思わず翔にギュッと抱きついてしまう。これで無事にハロウィンパーティーができるんだ。そう思うと嬉しくて。
「…え!?」
「リ、リン!」
「リンちゃん、俺も」
慌てる翔、伊吹と、なぜか手を広げる隼人。
「な、なにやってんだ!?」
若干怒り口調で、私を翔から引き剥がす蓮。
『……ごめん。』
すみません。
つい。
私は、あはは〜と笑ってごまかした。

