ギャップ彼女 2

すると何が可笑しいのか分からないが、リンはいきなりプっと吹き出しクスクスと笑い出したんだ。そしてーー…





「蓮…ありがとう」



そう言って俺の背中に手を回しギュッと抱きしめてきたんだ。
その瞬間、俺の中で何かがプツンと切れた。



「もう、大丈夫……私、戻るよ。ありがとう」



行くな。
リンをこのまま放したくねぇ。




『辛かったら、俺のところへこいって言ったよな?なんで来ねぇんだよ。』




もっと、俺を頼れよ。
いや、頼ってくれよ…。





『もう、お前の辛そうな顔見たくねぇんだよ…
俺だったら絶対泣かせねぇ。だからーー…あいつの事諦めて、俺にしろよ。』




気づけば俺は、自分の中にたまっていた感情を吐き出してしまったんだ。




悠斗が脅されているのは分かる。
何もできないって事も。
でもよ、それじゃあ守ってるって言えねぇよ。




ずっとあの女の言いなりでいいのか?
リンを安心させる言葉でも言ってあげたか?





リンにこんな辛そうな顔させてんじゃねぇ。
俺だったら、絶対泣かせない。
ちゃんと守ってみせる。