「俺、リンを追いかけてくる!」
伊吹は、そう言って生徒会を飛び出した。
俺も無言で生徒会室を出た。
「復元できるかやってみるよ」
ドアを閉める時、背後から翔の声が聞こえた。
きっと、翔なら出来るだろう。
なんたって、パソコン得意だもんな。
データの事は翔にまかせ、俺もリンを捜しに行く事にした。
リンが帰ってしまう可能性も考えたが、なんとなくリンは、あそこに行っている気がする。
そう思った俺は、迷わずそこへと向かう
俺がリンと初めて会った場所
…そう、北校舎の屋上へ。
初めてこの屋上に足を踏みれた時、寝ていたリンを見て正直驚いた。大の字だぞ?大の字。
しかも普通こんなコンクリートの上で寝るか?
絶対痛ぇだろ。
まぁでも、ここがリンにとってお気に入りの場所だという事くらいその時すぐに分かったが。
…ガチャリ
屋上の扉を開ければ、やっぱりここにいたんだ

