そんな時、事件は起こったんだ。
「花那月さん!あなた何やってるのよ!データ消えてるじゃない!」
なんと、ハロウィンパーティーの企画書などが入ったデータが消えていたのだ。
しかも、予備の記録をしておいたメモリスティックもない。
リンは普段からきちんとしている。今までだって、無くした事はなかった。
……不自然だ。
こんなのおかしすぎるんだ。
でも、リンは自分がやらかしてらしまったと思い込んでいて、かなり動揺している。
しかも怜奈がリンに何かを話した直後、リンは必死に涙を堪えながら「ごめんなさい」と謝罪し、走って生徒会室を出て行ってしまう。
……この女、リンに一体何を言ったんだ!?
絶対、この女がデータを消したに違いない。
証拠はないが、俺はそう思うんだ。

