「リンちゃん、荷物持ってあげる」 『…ありがとう』 歩き出した私達を「置いてくなよ」と、慌てて追いかけてきた隼人は、私がずっと右手で持っていた(写真を入れた)スクールバックを隼人が持ってくれ、 そのまま右手は隼人に繋がれた。 「おい、隼人。離せ」 「イヤだね。俺もリンちゃんと手繋ぎたいし」 「チッ」 何故か不機嫌な悠斗に、クスクス笑う隼人。 そして隼人は私の耳元で、こう囁いたんだ。 「リンちゃん、俺は諦めないよ?」 と。 その甘い声に、顔が熱くなるのを感じた。