「リンから離れろ」 「悠斗、邪魔しないでよ」 ーーー悠斗だったんだ。 「せっかくリンちゃんと熱い抱擁してたのに」 悠斗に引き離された隼人は、もういつも通りの隼人だった。 少しだけ、ホッとしたのは事実。 だって隼人と、気まずくなるのはイヤだった。 これからも、仲間として一緒にいたいから。 「はぁ…リン、ほら行くぞ」 『あ、あ…うん』 悠斗は、そう言って私の左手を握り歩き出す。 ヤ、ヤバイかも… 繋がれた左手が熱いんだ。 手を繋ぐだけで、ドキドキしてしまう私は、すでに重症かもしれない