「お~い!!リーン!!こっち!」
『あ、海斗』
私が本部に戻ろうと歩いていたところ、海斗が遠くから手を振り、私を呼びながら走って近づいてきた
「…はぁはぁ…リン、どこ、行って、たん、だ?」
『あ、ごめん、ちょっと…』
息を切らしながら、額に汗を浮かべている海斗に、私を必死に捜してくれていたんだという事が伝わった。
海斗…ごめんね。
迷惑かけて本当、申し訳ない。
「でも、まぁ見つかって良かった。もうすぐリレー始まるから急がないと」
『え!?』
両膝に両手を置いてフゥーと大きく深呼吸した海斗は、私の手をとり、リレーの集合場所まで急いだ。
まさか、もうそんな時間になってたとは――…
…あれ?
という事は、もう最後の競技!?
えーーーっ!?
一体何時間あそこにいたのよ…。
本当、ありえない。それに、蓮の出る男子の騎馬戦見てないじゃん!?
リンのバカ~!?

