「生徒会やめてくれないかしら?」
…やっぱり
『…それは、できません…。』
私がそう言えば彼女の笑顔が少しだけ乱れた。しかし、すぐに笑顔を作り私を見据え口を開いた。
「残念だわ。でも、あなたは私の言う事に絶対従う事になるわ。」
『…ど、どういう、事です、か?』
自信たっぷりに言う彼女に不安がよぎる。
でも、私は生徒会をやめたくない。悠斗達と離れたくないんだ。
「私ね、あなたの事色々調べたの。これだけで分かるわよね?」
『……わか、りません』
「ふふ。いいわ。教えてあげる。」
色々調べたって…?一体…な、にを――…
彼女の独特の雰囲気に、全身の血が冷えわたって動悸が高まった。
―――怖い…

