「おまたせ実紗!」


「陽子、デートなのにラフすぎ」


さっそく実紗にダメ出しをくらい、あたしへペロッと舌を出して笑った。


そういう実紗も短パンにTシャツ姿で大して変わらない。


「デートの服選びって大変だね」


「そうだね。あたしこんなに真剣に悩んで結局決められなかったってこと初めてかも」


あたしはそう言い、笑う。


行先も決めずに4人で歩いていると、「今日はどこへ行く?」と、蒼太が言った。


「そういえば行先決めてなかったね」


と、実紗。


あたしと実紗は目を見交わせる。


こんなに素敵な彼氏を連れているんだから、いろんな人に自慢したい。


そんな気持ちがまれてくる。