そしてもう一方の手で蒼太はあたしの右耳をひっぱったのだ。
引きちぎれてしまいそうなほど引っ張られ、熱と痛みが体中を駆け抜ける。
「い……痛いよ蒼太!!」
「この耳が、俺だけのものになればいいのに」
「離して!!」
ビリビリと皮膚が裂かれていく痛みを感じ、次の瞬間あたしは気を失い真っ暗な世界へと引き込まれてしまったのだった……。
引きちぎれてしまいそうなほど引っ張られ、熱と痛みが体中を駆け抜ける。
「い……痛いよ蒼太!!」
「この耳が、俺だけのものになればいいのに」
「離して!!」
ビリビリと皮膚が裂かれていく痛みを感じ、次の瞬間あたしは気を失い真っ暗な世界へと引き込まれてしまったのだった……。