恭子さんの言葉にあたしは希望を見出した。


「もしかしたら、その頃彼氏人形を作ったかもしれないんですね?」


「そうだけど……。でも、人形なんかで友達を失ったショックが直るとは思えないわ」


「普通はそうですよね。だけど彼氏人形は見た目も性格も自分で設定ができるんです。明さんとそっくりな人形だって作れるハズです」


「そうなの……」


「もう少し部屋の中を調べさせてもらっていいですか?」


「えぇ、いいわよ」


依子さんは彼氏人形を持っていたかもしれない。


いや、恐らく思っていただろう。


そう思い、あたしは部屋の中を調べ始めたのだった。