「んなこと、気にすんな」
「気にするわよ‼︎」
「あーっ‼︎うっせぇ、ばばぁだなぁ‼︎」
ライオン碧都は、ガシガシと頭を掻いて、またわたしに“ばばぁ”と言った。しかも今度は“うっせぇばばぁ”だって。昇格しちゃった、テヘ。
「って‼︎昇格じゃなーいっ‼︎」
「は?お前、なに言ってんの」
「う、うるさいー‼︎」
な、なんかコイツといると調子狂うんですけどぉ…。
「とにかく、仕事はなんとかなんだよ」
「ならなかったら、どうするのよ‼︎」
そうよ‼︎“なんとかなる”なんて言って、わたしがミスしたりなんかしちゃったら、困るのは、コイツじゃないのよ…。
「そんなん、大丈夫だよ」
「な、なにを根拠にそんなこと言うのよ」
ライオン碧都は、ふんっ‼︎と笑うと大股で一歩。わたしの目の前まで顔を近付けてきた。
ち、近い‼︎近いから‼︎
慌てて両手を前に出すも、ライオン碧都の手に捕まった。そして、わたしの耳元に顔を近付け言った。
「俺が、いんだろ?」
しかも、小声で。吐息が耳元にかかるように。体全部がゾクゾクっとして、言葉が出なくって、ただライオン碧都を見つめることしかできなかった。
「気にするわよ‼︎」
「あーっ‼︎うっせぇ、ばばぁだなぁ‼︎」
ライオン碧都は、ガシガシと頭を掻いて、またわたしに“ばばぁ”と言った。しかも今度は“うっせぇばばぁ”だって。昇格しちゃった、テヘ。
「って‼︎昇格じゃなーいっ‼︎」
「は?お前、なに言ってんの」
「う、うるさいー‼︎」
な、なんかコイツといると調子狂うんですけどぉ…。
「とにかく、仕事はなんとかなんだよ」
「ならなかったら、どうするのよ‼︎」
そうよ‼︎“なんとかなる”なんて言って、わたしがミスしたりなんかしちゃったら、困るのは、コイツじゃないのよ…。
「そんなん、大丈夫だよ」
「な、なにを根拠にそんなこと言うのよ」
ライオン碧都は、ふんっ‼︎と笑うと大股で一歩。わたしの目の前まで顔を近付けてきた。
ち、近い‼︎近いから‼︎
慌てて両手を前に出すも、ライオン碧都の手に捕まった。そして、わたしの耳元に顔を近付け言った。
「俺が、いんだろ?」
しかも、小声で。吐息が耳元にかかるように。体全部がゾクゾクっとして、言葉が出なくって、ただライオン碧都を見つめることしかできなかった。

