碧都がわたしを、ギュッと後ろから抱きしめた。
「あの時から、杏が頭から離れてくれなくて。今度会ったら、絶対自分のモノにするって決めてた」
「わ、わたしはモノじゃありませんー‼︎それにアレは当然のことだし。思ったこと言っただけだし」
「だから言ったろ?チヤホヤされてて、怒られたことなんか、なかったって」
うぅ…。確かに、そう言ってたけども…。でも、なんだか恥ずかしい…。
「杏が俺を変えた」
「ん?ちょっと待って…」
碧都の腕を振りほどくと、顔だけ碧都を見る。
「変わってないじゃない。バイトの子、喰べたくせに‼︎」
そうよそうよ、騙されるなわたし‼︎あー、危なく騙されるとこだったわ。
「あれは、ホントに酔ってて…。覚えてねぇんだよ。ただ朝起きたら、そういうことになってて。付き合う、付き合わないで口論になって。でも俺には杏しかいなかったから、それを伝えたら俺の前から消えた」
「で、でも‼︎相手も気持ち良くなってた、とか、なんとか、って、言ってた、じゃない…」
途中から恥ずかしくなり、どんどん自分の声が小さくなる。
「それは仕方ないだろ?」
「なにが、仕方ないのよ」
すると、碧都はわたしの耳元でこう言った。
「あの時から、杏が頭から離れてくれなくて。今度会ったら、絶対自分のモノにするって決めてた」
「わ、わたしはモノじゃありませんー‼︎それにアレは当然のことだし。思ったこと言っただけだし」
「だから言ったろ?チヤホヤされてて、怒られたことなんか、なかったって」
うぅ…。確かに、そう言ってたけども…。でも、なんだか恥ずかしい…。
「杏が俺を変えた」
「ん?ちょっと待って…」
碧都の腕を振りほどくと、顔だけ碧都を見る。
「変わってないじゃない。バイトの子、喰べたくせに‼︎」
そうよそうよ、騙されるなわたし‼︎あー、危なく騙されるとこだったわ。
「あれは、ホントに酔ってて…。覚えてねぇんだよ。ただ朝起きたら、そういうことになってて。付き合う、付き合わないで口論になって。でも俺には杏しかいなかったから、それを伝えたら俺の前から消えた」
「で、でも‼︎相手も気持ち良くなってた、とか、なんとか、って、言ってた、じゃない…」
途中から恥ずかしくなり、どんどん自分の声が小さくなる。
「それは仕方ないだろ?」
「なにが、仕方ないのよ」
すると、碧都はわたしの耳元でこう言った。

