『ねぇ、悠ちゃん。これ、さすがにアレじゃない…?』
『ははっ、まぁね…』
わたしが小声で悠ちゃんに話しかけると、悠ちゃんも気にはなってたようで。
花火を見つつも、周りをチラッと見れば他の人たちも、コソコソ言ってて。
近くには当然子供もいて。これは、悪影響だなと判断した。
『悠ちゃん、わたし注意してくる』
『えぇっ、やめなよ。そのオトコ、見た感じ怖そうだし、なにかあったら困るだろ?』
『なにかあったら、悠ちゃんオトコなんだから助けてよ』
『はぁ…。ホント、杏は困った子だよ…』
悠ちゃんが呆れ顔になったのを、覚えている。
でもほんのちょっとだけ、待ってみた。もしかしたら、周りに気付いてやめるかも、と思ったから。
でも、やめるどころかオンナの甘い声が聞こえ始め、さすがにダメだと意を決した。
『ねぇ、ちょっと』
『あ?』
ヒィッ‼︎めっちゃ、怖い‼︎なに、こいつ。ただ睨まれただけなのに、ちびりそうなくらい怖いんですけどー‼︎
『そ、そういうの。やめてくれない?』
『はぁ?ババァには、関係ねぇだろうが』
ババァ…⁉︎その一言にカチンときて。なにかがわたしの中で、プチンと切れた。
『ははっ、まぁね…』
わたしが小声で悠ちゃんに話しかけると、悠ちゃんも気にはなってたようで。
花火を見つつも、周りをチラッと見れば他の人たちも、コソコソ言ってて。
近くには当然子供もいて。これは、悪影響だなと判断した。
『悠ちゃん、わたし注意してくる』
『えぇっ、やめなよ。そのオトコ、見た感じ怖そうだし、なにかあったら困るだろ?』
『なにかあったら、悠ちゃんオトコなんだから助けてよ』
『はぁ…。ホント、杏は困った子だよ…』
悠ちゃんが呆れ顔になったのを、覚えている。
でもほんのちょっとだけ、待ってみた。もしかしたら、周りに気付いてやめるかも、と思ったから。
でも、やめるどころかオンナの甘い声が聞こえ始め、さすがにダメだと意を決した。
『ねぇ、ちょっと』
『あ?』
ヒィッ‼︎めっちゃ、怖い‼︎なに、こいつ。ただ睨まれただけなのに、ちびりそうなくらい怖いんですけどー‼︎
『そ、そういうの。やめてくれない?』
『はぁ?ババァには、関係ねぇだろうが』
ババァ…⁉︎その一言にカチンときて。なにかがわたしの中で、プチンと切れた。

