「あっ、ごめんなさいっ‼︎やっだ、わたしったらー‼︎タラタラと喋っちゃってー‼︎じゃぁ、杏ちゃん‼︎今度ヒマあったら、ランチしましょー‼︎」
「あー、はい…。ヒマがあれば…」
阿部さんは、やっとわたしの前から消えてくれた…。
なにしに来たんだろう。…あ、彼氏いたんだ阿部さん。
なるほど。わたしと喋ってる間に、彼氏がカキ氷を買っていたんだ。
イイ彼氏だね、阿部さん。阿部さんみたいなお喋りさんと、付き合ってくれるなんて、懐広いよね。
あー、それにしても一気に疲れたかも…。たこ焼き作るより疲れたよ…。
「尚樹」
「ん?」
そんなことを考えながら、たこ焼きをクルクルしていると、碧都が尚樹と話してるのが聞こえた。
「悪りぃけど、」
「あー、分かってるよ。今お客少ないし、なんとかなんだろ」
「あぁ、悪りぃな。頼む」
聞いちゃいけないって分かってるけど、どうしても耳をダンボにしてしまう、わたしの悪いクセ。
碧都、どこかに行くのかな。わたし一人で、たこ焼きクルクルできるかな。
尚樹に聞けば教えてくれるかな。
「杏、行くぞ」
「うぇっ⁉︎」
まさかの指名に、心の準備が出来ていなくて、スゴく恥ずかしいくらい変な声が出た。
「あー、はい…。ヒマがあれば…」
阿部さんは、やっとわたしの前から消えてくれた…。
なにしに来たんだろう。…あ、彼氏いたんだ阿部さん。
なるほど。わたしと喋ってる間に、彼氏がカキ氷を買っていたんだ。
イイ彼氏だね、阿部さん。阿部さんみたいなお喋りさんと、付き合ってくれるなんて、懐広いよね。
あー、それにしても一気に疲れたかも…。たこ焼き作るより疲れたよ…。
「尚樹」
「ん?」
そんなことを考えながら、たこ焼きをクルクルしていると、碧都が尚樹と話してるのが聞こえた。
「悪りぃけど、」
「あー、分かってるよ。今お客少ないし、なんとかなんだろ」
「あぁ、悪りぃな。頼む」
聞いちゃいけないって分かってるけど、どうしても耳をダンボにしてしまう、わたしの悪いクセ。
碧都、どこかに行くのかな。わたし一人で、たこ焼きクルクルできるかな。
尚樹に聞けば教えてくれるかな。
「杏、行くぞ」
「うぇっ⁉︎」
まさかの指名に、心の準備が出来ていなくて、スゴく恥ずかしいくらい変な声が出た。

