ところで、このエッセイを書き始めた当初、完結の日のことも何となくイメージしていました。

鬱が治り、薬を飲まなくても済む程度まで回復し、仕事で稼げるラインまで状態を戻すこと。

しかし、その頃はまだ発達障害だということに気付けておらず、社会復帰はちゃんとできるのだと信じていました。



今、私の手元には、障害者手帳があります。

鬱でも申請できます。

そして、障害年金も受け取れるように、書類もそろえています。

以前の自分には想像もしていなかったことです。

書類は読んで理解するだけで疲れてしまうので、揃えることや流れなどは社労士さんにお任せしています。

脳が受け止め切れる情報量があまりにも少なく、頭を使うと疲労しやすい体になってしまいました。

小説も、一日に2ページ書ければギリギリです、ちょっと今も頭がむずむずしてきているところで、そろそろ切り上げなければこの後寝たきりになりそうです。



今後、恐らく何年もかけてゆっくりとゆっくりと、波風立てながらも回復はしていくのでしょう。

コミュニケーションの問題もあり、働くことが出来るようになるのかどうかさえ難しいところです。

夏の問題が解決しない限り、できても年に半年ほどしか働けないでしょう。

企業にもクライアントにも迷惑が掛かるので、今はその選択ができません。

しかし、問題もなく定期的に稼げるようになったら、その時にこのエッセイを完結させたいと思います。

まだ完結できる程度とは言えないので、今後も続けます。

もう少々、お付き合いいただけましたら幸いです。