「やっぱさやっぱさ,かっこいいよね!!」
「うんうんッ...このドSな感じがたまんない!!」
「本当に...二次元にいけたらなぁ...ッ」


私の名前は
天野菜乃 高校1年生

4月で素晴らしき高校デビューを果たした私は
中学からずっとハマッていた
アニメなどについて語れる友達を存分に作った


"二次元"


ああもうッ...


「なんて素敵な響きなの!!!」
「うぉッ...菜乃びっくりするでしょ!?」
「菜乃ちゃん...いきなり...」
「ごめん!!!!ちょっと改めて二次元に感動した」
「菜乃...今更じゃん」
「かっこいいもんね-ッ」


二次元友達の中でも
一番仲のいいこの2人.

桜木真紀と柵木風蘭

私達3人とも中学は違い
高校でクラスが同じになり,意気投合.
素晴らしき出会いに感謝するよ神様.


「まぁさ二次元にいきたい-...なんて叶わぬ夢だけどね」
「本当にいけたらなって...思うんだよねぇ」
「まぁまぁ...お昼食べよ?」
「ふうに賛成-っ」


でもね?
こんな平々凡々としてた暮らしが一変しちゃうんです.
...何故こうなったの?
...何故なんだっけ?







「ねえなんでなの---------!!!?」