新藤さんのお宅に着いた。新藤さんはスウェットに着替えると、すぐに夕飯作りに取り掛かった。私はお手伝いしますと言ったのだけど、服が汚れるからいいと断られてしまった。
もしかすると、私がお料理出来ない事に新藤さんは気付いているのかもしれない。ううん、きっとそう思われてる。事実だから仕方ないんだけど。
夕飯が出来るまで、私はリビングでまみちゃんとよく分からないアニメのDVDを観ていた。いたずらな羊が主人公のたぶん外国のアニメなんだけど、観ると結構面白くて、気付けばまみちゃんと一緒に大笑いしていた。
「お楽しみのところ悪いけど、ご飯が出来たんで食べようか?」
不意に新藤さんに呼ばれ、
『はーい!』
私とまみちゃんは同時に振り向き、そして同時にお返事をし、それを見た新藤さんは、可笑しそうに「あはは」と笑った。
それは会社では見た事がない、柔らかくて暖かい彼の笑顔だった。
もしかすると、私がお料理出来ない事に新藤さんは気付いているのかもしれない。ううん、きっとそう思われてる。事実だから仕方ないんだけど。
夕飯が出来るまで、私はリビングでまみちゃんとよく分からないアニメのDVDを観ていた。いたずらな羊が主人公のたぶん外国のアニメなんだけど、観ると結構面白くて、気付けばまみちゃんと一緒に大笑いしていた。
「お楽しみのところ悪いけど、ご飯が出来たんで食べようか?」
不意に新藤さんに呼ばれ、
『はーい!』
私とまみちゃんは同時に振り向き、そして同時にお返事をし、それを見た新藤さんは、可笑しそうに「あはは」と笑った。
それは会社では見た事がない、柔らかくて暖かい彼の笑顔だった。



