妄想世界に屁理屈を。


池へ向かう。

公園は当たり前に無人だ。


テニスコート二つぶんくらいの大きさの池。

夜闇にプカプカと浮く真っ白なスワンボートは、なんだか気味が悪かった。


「池になんの用なんだよ」


“まーまー。いいから水に砂糖入れて”


砂糖の封をあけ、ザバザバとペットボトルに注ぐ。

ちなみにティー用のスティックタイプだ。

三本入れ、スズにゴミを捨てにいかせる。

余った砂糖はスズが持つ、とのことなので、スズに預けた。

さあ砂糖水を何に使うのかな、とワクワクしてたら。

“飲んで”

「飲むの!?」

“飲むの”

意外と普通だった。


グビ、と砂糖水を煽り、アカネの指示で全部飲み干す。


甘ったるいだけの水を飲み干すのは、結構辛かった。


“じゃー始めんぞ”


アカネがやけに真面目な声でいった。