妄想世界に屁理屈を。


“確かにダメだわコイツ。マジ使えねー…。
私がこんなのを選んだのが悪ぃんだけどよー”

「い、いえ!決してアカネさまの人選ミスでは…アカネさまは完璧です!コイツが悪いんです!」

「……」

なんか、ものすごーく気分が悪い。

「えーと、」

「あんたは一万円札にも載っている鳳凰を知らないの!?」

きっ、と俺を睨む。

「鳳凰なら最近ものすごーく知ってる」

「…鳳凰の食料は?」

「え」

「……」

呆れなくてもいいじゃん!
そもそも一般人は鳳凰自体知らないぞ!

なーんて言えず。

「鳳凰は神聖な生き物にして、神聖なものしか口にしません」

ぴん、と形のいい指を立てて、さながら教師のように……いや、大人ぶってる子供にしか見えないや。

「鳳凰は霊泉を飲み、竹の実しか食さない。

『鳳凰鳴けり、彼の高き岡に。梧桐生ず、彼の朝陽に』
『鳳凰は梧桐にあらざれば栖まず、竹実にあらざれば食わず』

梧桐とは木で、その木にしか止まらない高貴な」

“そんなことより柚邑、池ないか?池!”


「話を飛ばすなアカネぇ!」


しかもなぜ池なんだっ!