「……」
もしかしてこれが、バラバラになるってことなのか?
互いが互いを思うがあまりから回って、それが露呈して。
信じられなくなって、4羽は一一。
「……ら、んさん」
だめだ、それだけは、だめだ。
奴の計画どおりなんてさせない。
「…俺、鸞さんの神様とは何かって問い、考えてみたんです」
「ゆーちゃん…?」
前の話を掘り返した俺を不思議そうに見つめる鸞さん。
「人間に勝手に生み出されて利用されて、無責任に祈ったりすてたりされて一一俺だったら人間を恨みそうだなって思ったんです」
何も考えずにやっていいことではなかった。
彼らには残酷にも考えや感情がある。
人間が自分の都合のために定めたプログラムに左右され、好きな人と結ばれることさえできやしない。
「だけど、それが残酷なのは一一人間ととても似てるからだと思うんです」
人間臭いから、辛くなる。
いっそ感情のないロボットだったら涙なんていらないのに、俺ら人間は思考だけでロボットを生み出せるほどできていなかった。
「…神様だって、人間と同じなんだ。だから失敗だってあるし、わかりあえないことだってあるし、後悔だってある。
今の鸞さんみたいに全部突き放したくなることだってある。そういうとき、人間はどうすると思いますか?」
成長のない彼らは、きっと幼稚園なんて通ってないだろうから。
「謝るんです。ごめんなさいって。元に戻りたいから」
「……」
苑雛くんが、すがるような目で俺を見た。
「おねーさん、でもっ…僕は謝るどころじゃ許されないことを、鳳凰に泥を塗ったんだよ」
「……俺も友達に隠し事してて、でも謝ったら許してもらえたよ」
「そんな、人間の隠し事なんかと…」
「同じだよ、俺らはそっくりなんだから。……苑雛くんだって、また元に戻りたいでしょ」
うぐ、と珍しく苑雛くんが納得して。
おずおずと鸞さんに頭をたれた。


