妄想世界に屁理屈を。



一気に言われて、頭がチカチカする。
でも、ピースが埋まった。


「僕はそのときに霊力を使いすぎました。

だからこの姿なのです。

最初僕は自分でつけた傷から、何かに襲われたからこの姿なのだと思ってました。

もちろん鸞さまにもそう言ってきました。
しかし、思い出しました。

黒庵と同じで覚えてなかったんです。

僕は、霊力を白龍家や神様に渡しすぎたから小さくなったのだと。


これをアカネや鸞さまに知られてしまっては、人々を守る側の僕が苦しめてきたことになります。
それにきっとお心を痛めるでしょう。
それが嫌で、僕は隠そうと前回思ったのです。

霊力がなくなるから、きっと記憶がなくなるとわかってた。

だから自分で傷をつければ、きっと襲われたのだろうと考えるだろうと…。

申し訳ありません。
すべて僕が独断で判断したことです」


事態を整理しよう。


まず、タマはシロだった。

そのタマが死んだら鳳凰も死んでしまう。

苑雛くんはそれを防ぐため、暴走するアカネを見守り、甘い部分を全部援護した。


だから自分はシンデレラを確立させた首謀者であると。


その時に霊力を使いすぎた苑雛は、次回に体に欠損ができることが読めていたため、あらかじめ傷をつけて眠りについた。

既に眠っている鸞さんにこのことが知れたら人間を巻き込んだことにいい顔をしないと思ったからだ。

予想通り体は小さくなり、ついで一一記憶も無くした。

そのこと自体忘れてた苑雛くんは、必死に調べて思い出したのだ。