どうするって。
「俺のいた洞窟の方に行ってみるか?
一応女子供でも行けそうなルートあったし」
「恐れながら黒庵さま!
ほら!みて!今こんなにおっきいのですよー!
子供じゃありません!」
「あ、胸変わってねぇから気づかなかったわ。
おっきくなってたんだな」
かなり残酷なこと言ったぞこのひと!!
“そうだなー。
だありんがそこから来たって言うなら、いる可能性は高いし…”
「じゃあいってみるか」
さくさくと行動を開始する。
ここにいつまでいても危ないし。
ひどいひどいと愚痴をいうスズの手を引きながら黒庵さんのあとをついていく。
「ん?」
「どうした餓鬼」
「あ、や…」
いま、変なお香みたいな香りがしたような。
ふわりと甘い匂いが。
民家でもあるのかな、いやいやここ地獄だし。
じゃあなんだろうと思っていたら、黒庵に急かれた。
急いでついていき、もうお香の香りがしないことに気がついた。


