妄想世界に屁理屈を。



「…そう。
彼女の名前は守白今日子。14歳。

君の話を聞いてどうも引っかかったんで、調べてみたんだ。

そしたらどうしようもないことがわかって、幾つか聞きたいことがあってとらえてきた」



「あ、当たり前のように言ってるけど、なんてことしてんの!?」


聞きたいことがあるなら、その場で聞けば良い。

わざわざとらえてくるような間柄でもないんだ。

目隠しまでして、傷つけて。

これじゃあ昨日の安倍晴明と変わらないじゃないか。


「あの子は…神様となんの関わりもなく生きて!」


「そんな訳ないじゃろう、あの髪色じゃぞ?」



息を飲んだ。


そうだ、思ってしまったんだ。



あの子の美しい白髪が、タマのものに似ていると。


“まるで神様のようだ”と。



「まさか…あの子、神様なの?」



恐る恐る聞けば、苑雛くんはゆっくりと首を横に振った。


「ううん、神様ではないなぁ」


「でも人間でもないのぉ」


二人で首を傾げた。

じゃあ、あの子は一体なんなんだ?