「どうって…鳳凰の紺の」
「存在じゃない。人格を問うておる」
「じ、人格…?」
まさかそんなことを聞かれるとは思ってなかったから、言葉を選ぶのに時間がかかる。
「…苑雛くんは、ちっちゃくて可愛いのにたまに見せる頭のいいところがすごいと思うし、同時に怖いとも思うよ。
だけど細かいところに気を使えるところは尊敬する」
金髪の綺麗な髪の毛を撫でてやると、罰が悪そうに目をそらした。
あれ、何か気に触るようなこと言ったかなぁ。
「鸞さんは…そうだなぁ…
汚れ役を買って出ても部下を思う、本当のリーダーみたいな芯の強さがあるかなぁ。
部下のこと好きなんだろうなぁって節々感じるし、こんな人の下にいれるアカネが羨ましいよ」
アカネは馬が合わないみたいなこと言ってたけど、多分本当は互いを思い合ってるんだ。
シロさんのことでよくわかった。
「…そうか。
柚邑、わらわ達もおぬしが大好きじゃし、純粋に尊敬する面も多々ある。
だから本心としては “こんな一面”見せたくないのじゃが……
見せて、おぬしに離れられるのが怖くて仕方ないのじゃが…」
そんな人間臭いことを吐きながら、お堂に案内される。
「これが、人間がいつまでも崇め、心酔する神様の所業なのじゃ」
そう言って、お堂の扉に一一昨日スズが捕まっていた場所に案内された。
「……え…?」
そして、我が目を疑った。
一人の女の子が、目隠しをした状態で布団に寝かせられていたのだから。


