妄想世界に屁理屈を。




人間が作ったルールの中で人間のために生きていく。


そんな彼らは、決して道具なんかじゃなく。


都合のいい悪役でも正義でもなく。



ちゃんと人格や感情をもった、理解しあうべき存在なんだって。



「周りにバレないようになんとなく気遣ってあげてくれない?その俺」


「…わかった」


頷いた厘介に微笑むと、それを合図のように苑雛くんが駆け出した。



「せーのっ」



真っ白の霊水に、飛び込んでいく。