「「え…?」」
あんぐりと口をまた開く。
“理解してないみたいだぜ?
私出ようか?”
「うーん…いいよ」
「なに言ってんだ?お、お前の中にそのあかねさんとやらがいるのか!?」
「昨日さ、俺男に抱っこされてたでしょ?
その時に男に走るって問題発言したじゃない?」
「あ…ああ…信じられなかったあれな」
「あれはアカネの馬鹿が発言したんだ。
ちょっと体を貸してたってわけ。
…ちょっと様子おかしかったでしょ?」
男に抱かれて泣いてるなんて、蜜柑が喜ぶ展開しか想像がつかないじゃないか。
「…え?
うそ、あれ柚邑じゃなかったの!?」
「な、なんだよ…ああホッとした…」
目を丸くした紅太と、胸をなでおろした厘介。
あー、やっぱりばっちし誤解されてたみたいだ。
「で、ラーメン屋のあのイケメンさんが黒庵さんって言って一一アカネの旦那さんなんだ」
「ふーん…」
「てことは、同じく鳳凰だったってわけか。
見た目完全に人間だったけどな」
「本体は鳥なんだよ。
黒庵さんのは見たことないけど、アカネの鳥の姿はやっぱりすっごい綺麗だし…」
“むっ…に、人間のくせにアカネさまを褒めるだなんて!ば、バカにしてるの!?”
なんでそこに反応したのスズ。


