妄想世界に屁理屈を。


殺れ、とそら恐ろしいことを言った青龍さんに、動き出した応龍さん。

どこかしなやかな動きで近づき、どこからか出した刀で倒れてる安倍晴明の首をおさえた。



「あらあらァ、“信仰の神様”から霊力を止められちゃったのォ?
誰の神の加護を受けてようと、元最高神自らが霊力の供給をストップした=神と認められてないのならば、そんな滅びかけた体で此処にはいられないのよォ…

たとえそれが――赤龍の加護でもね」



「赤龍…じゃと?」

「まさか…!」


反応した鸞さんと苑雛くんに、応龍さんはゴツい顔でニヤリと笑う。


「気付かなかったァ?
まああなたたちはアタシの姪と甥。教えてあげるゥ

コイツを復活させたのはねェ、アタシの兄の赤龍よ」


そうだ。

安倍晴明が復活するのには、中国人や泰成の例のように、誰かが復活を願って成さねばならない。

安倍晴明を復活させた誰かがいるはずだ。


今回安倍晴明が復活したのは、驪さんと応龍さんの兄である赤龍だと、応龍さんは言うのだ。