「おじいちゃん…久しぶりじゃの」
“あー!おじいちゃんだーっ”
呑気に挨拶してる場合じゃないんじゃ…。
なんだか安倍晴明が大変なんだけど、なにがあったの?
「…じーちゃん、てめぇ…何したんだ?」
「ああ…どうやら霊力を打ちきられたみたいだね。
彼、継続的に霊力をもらってたみたいだから――スズみたいに」
「え?それって一体…」
解説してくれた苑雛くんに、疑問を投げ掛けようとした時だった。
「応(オウ)」
そう呟いて、青龍さん(でいいの?)は空を切るような仕草をした。
そこからピョコッと、チョコレート色の体が出てくる。
切った空をつかんで、そこから這い出るように人が出てきた。
インドの踊り子のような衣装が目についた。
きらびやかな装飾に、黄の布。
しかし、荼枳尼天みたいなエロさは皆無だった。
「あらあら、なァにィ?
アタシに用かしらァ?」
「…殺れ」
「りょーかぁーい」
なぜなら。
筋肉ムキムキのものすごい大男。
きらびやかな衣装が、先頭服にしか見えない。
そんな格好で、口調がオカマなのが意味がわからない。


