妄想世界に屁理屈を。


鸞さんが額に手を触れ、なにやら霊力が漲(ミナギ)ってきてるみたいだけど、体の感覚がない俺にはわからない。


そうしてる間に白虎はこちらに襲いかかってきてる。

めんどくさそうにヒラヒラと相手をしてやってる黒庵さんは、もう弓矢を消していた。


「よっしゃ、久しぶりだけどやるかな」


霊力をもらったアカネは、かけていたネックレスを取りだして、キスをした、

そして、ネックレスの五芒星の部分を携帯みたいに耳にあてて、話しかけた。


「泰夫婦、ちょっといいかな?。
あ?忘れた?じゃなくて…ちょっといいかな。ああ、お願い」


ネックレスを外して地面に置き、目を瞑る。



【麒麟、泰麒と泰麟】



唄うように呟くと、ネックレスから紋章が浮かび上がった。

複雑な読み取れない紋章。

白く輝いて、なんだかとってもSFだ。



そこから、ふわりと二人の人間が浮かび上がってきた。


生えたように出てきた二人は、男女だ。


互いに揃えたように金髪で、お揃いの衣装を見にまとっている。

顔立ちもどこかにていて、互いに中性的だ。