妄想世界に屁理屈を。



「どのように言っていたのじゃ?ゆーちゃんの家族さんは」

「はい。『最近息子が寄り付かなくなった』や、『怪しい』『ゆーちゃんと毎晩なんて避妊が心配』『兄さんはいつ漫画を読むのか』などでした」

「頭悪すぎだろ俺の家!」

“完全に誤解してるなー”


頭いたくなってきた。

完全に俺が毎晩ゆーちゃんと半同棲生活を送っていて、それを隠していると思い込んでるらしい。

しかも蜜柑にいたっては、俺がBL漫画を読んだかどうかしか興味がないみたいだ。


我が家が急に嫌になる…。


「うむ。完全に怪しんどるな」

「はい。ゆーちゃん殿のお友達も、『最近柚邑が連れないよー』『彼女ができたな』『裏切りものぉおおっ』と、騒いでおられるのをみかけました」


紅太と厘介にも誤解されてるっ


違うんだ、といますぐ言いに行きたい。


「困るじゃろぉ、ゆーちゃん」

「ごめんね、おねーさん」


二人が申し訳なさそうに謝ってくる。


「…ちょっと困る、かも」


俺の学校での立場とか、家族内の立ち位置とか。

…百瀬にバレたくないなあ。