妄想世界に屁理屈を。

◇◇◇


屋上に行くと、アカネが輪の中でねっころがって本を読んでいた。

着物がはだけてなんかエロい。

中華風だから、下にあんまり着込まないんだよな。


「あ、おっせーよ!

ページ捲れないやんー」


パタパタと足をならす。

そして、止んだ。



「す、ず?」



顔を真っ赤に腫らして、俺の後ろにそっと隠れるスズに気づいたらしい。

ガバッと起き上がって、乱れた髪を直しもせずに駆け寄る。

が、結界のせいでそばまでいけないことに気づき、「ちっ」と舌打ち。


そして、叫んだ。


「んだよ!どうした!?何があったスズ!?
柚邑、まさかてめぇ…」

「違うって!」


血相を変えて怒る彼女。

愛されてんだから、心配すんな。


「…ほら」


肩をポン、と押してやる。


すると、溢れるようにスズが叫んだ。




「も、申し訳ありませんアカネさまっ!」