妄想世界に屁理屈を。



そういうと。

あんぐりと口を開けたスズ。


あ、不味い。


そう思った時すでに遅し。



「このばぁああああか!馬鹿すぎる!
無知にもほどがある!そんなんでよくこーこーせいになれたね!?私知ってる、こーこーせいは頭よくなきゃなれないんだよ!」


「えー…」


全く、とんでもない言われようだ。

普通の奴等はしらないっつーの。


“ちょっとヤバイな柚邑”


アカネにも見捨てられた!?

ヤバイのかなあ、不味いのかなあ、なんて考えてしまう。


と、アカネが安倍晴明について教えてくれた。



“安倍晴明はタマを見切った張本人なんだよ”

ああ…だから。


“こいつは狐と人間の間に生まれた半神だ”


「…えぇ…初っぱなからヘビーだよ」


狐と人間の間に子って生まれんの?


“鶴の恩返しみたいなもんよ。傷ついた狐を助けたら人間に化けて帰ってきた。そして、仲良く結ばれて晴明が生まれた。

まあ狐は正体ばれて森に帰るんだけどな”


「――」


ちょっと、待て。


“わかったか?さっすが私の分身。

おかしーだろ?”


こくんと、頷いた。