妄想世界に屁理屈を。



洋風な見た目に反して、中は和風だった。

サザエさんの家みたいな玄関が広がり、ずっこけそうになる。


「なっ…」


“本当は昔は和風のドアだったんだぜ?だけどねー、壊されちゃって、付け替えたの”


「壊されちゃった!?」


つっこまない訳にはいかないや、こいつらには…


「上がるよ、柚邑」

「あ、うん…」


靴を脱いで、一応「おじゃまします」と告げて上がる。


ぱたぱたと非常識なスズは廊下を突き進んだ。


長い長い廊下を突き進むといくつかの別れた廊下があって、そこの一つに離れみたいな部屋がみえた。

「あそこだー」

こどもみたいにはしゃいで(実際見た目はこども)、別れた廊下を進む。


…なぜか庭があって、月夜に照らされた池まであったが、理解不能なので見なかったことにする。