神聖魔法団【下】




「喧嘩ばっかりしてるけどね」




「仲がいい証拠だよ」






「だと良いんだけどね。

っと・・・。着いたか」





話しながら歩くと案外早く着くんだな。





「黎奈、大丈夫か?」





「うん、もういいや。怒られても良い」






雷がゆっくりと扉を開ける。









ゆっくり足を踏み入れる。





ソファーに座ってる人が見えた。





その人がゆっくり後ろを振り返る。





私と目が合った時




「れ・・・な・・・」



私の名前を静かに呼んだ。