「黎奈・・・。」
天音が寂しそうな声をだす。
「どうしたの?」
「・・・・・」
何も喋らず、ただぎゅっと私に抱き着くだけ。
「天音?」
「・・・っすん・・・」
泣いてる・・・?
よく分からなかったけど泣いてる天音を安心させるように強く抱きしめ返した。
「ありがとう」
私から体をゆっくり離し笑顔でそう言った。
「ううん。なんか私の方も安心できた」
私も笑顔で返す。
「さてと、あのうるさい黎兎も待ってることだし、
戻りますか」
「あぁ」
皆が笑いながら返事をする。
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