「お父さん・・・」 「もう泣くな。強くなれ。」 「うん・・・・・!」 天音が返事をすると心音さんの足が消え始めた。 「!?おとうさん!」 「時間がきたみたいだな」 「嫌だ、嫌だ!!」 「さっきの元気な返事はどうした? 強くなるんだろう?」 「なる、なるよ・・・。 だけど、お父さんが消えるのは嫌だ!」 「消えないよ、お前の心の中にいる」 そう言ってる間にももう足はほとんど消えかかっていた。 「お父さん・・・・」