「ワシらは1度人としての人生が終わっておる。
そこにカイザー、闇族・魔族の生き残りの奴の名じゃ。
そいつが現れた。
魔法でワシらをこの姿に変え、世界を滅ぼさせようとした」
「1度人としての人生が終わってるってことは死んだ人・・・?」
「そうじゃ」
死んだ人をカイザーという奴は魔法で闇族・魔族に変えたってこと?
「さっき、ズローとユーベルも元は人間だったって言ってたよな?
アイツらも死んだ奴なのか?」
「あぁ、あのニ人は若いころに亡くなった。
見た目は大人に見えたかもしれんが、亡くなった当初はお前達と同じぐらいの年だったそうじゃよ」
「・・・・・」
僕たちは声がだせなかった。
高校生で亡くなって闇族に姿を変えられ、僕達に殺された・・・。
カイザー・・・・・許さない。
「そう暗い顔はしないでおくれ。
あの2人はお前たちにお礼を言っておった。
ありがとう。とな」
「どうして・・・・?」
僕達は殺したのに。


