「撮れたかな!?」 カメラに近寄って行く皆。 その姿を目で追いながら 「ただいま」 そう、小さく返した。 隣を見ると私の大好きな笑顔が傍にあった。 一瞬だった。 チュッ リップ音と共に唇に何かが触れた。 気付いた時には雷の顔は近くにはなかった。 「え・・・」 小さく声を漏らすと 「好きだ」 それだけ言って何も言わない。 最初は信じれなかった。 だけど、雷の耳が赤いところを見ると自惚れてしまう。