神聖魔法団【下】





「これ・・・」




中に入っていたものを丁寧に取り出す。





黎兎の手にあった物はライトグリーンのヘッドフォンだった。




すごい格好いい。




「最近、黎兎よく音楽聴いてるからどうかなって思ってね。」




「・・・ありがとう!
すっげぇ嬉しい。本当ありがとう!!」




嬉しそうにそれを眺める。




新しい玩具を買ってもらった子供を見ている気分だった。




「早速、明日から使う」



そう言って丁寧にまた箱に戻した。





「ありがとね。

それじゃあ、誕生日パーティー兼ねクリスマスパーティーをやりましょう!!」





お母さんのその言葉に皆のテンションが上がった。




私たちが毎年貰ってるクリスマスプレゼントはお母さんのご馳走だ。



お腹いっぱいに食べる。



お母さんの手作り料理を皆に食べてもらる日が来るなんて夢みたいだ。