地面を殴っていた。 何度も何度も。 「やめろ!!」 手を掴む。 よくみると血が滲んでいた。 「もう、やめろ・・・」 「っ・・・・」 「2人を黎奈の所に運びたいから手伝ってほしい」 俺がそう言うと立ち上がって黙って風雅を担いだ。 俺も瑠雲を背負った。 一言も話さず歩き始めた。 確かにカイザーは消えた。 だけど、カイザーとともに俺たちの中でたくさんのものが消えた。 もう元には戻らない。 失ったものは蘇えらない。 受け入れなきゃいけない。