黎奈の手に集まった7人の魔法使いの魔力。 大きな光の玉がカイザーを捉える。 [ぎゃあああああああああああああ!!!] 狂気が満ちた声が辺りに轟いた。 世界が光に満ちる。 眩しくて目を覆った。 光が消えたときには カイザーの姿はどこにもなかった。 「・・・・・」 しばらく誰も声を発せられなかった。 バタッ すると突然俺の視界の隅にいた誰かが倒れた。 無意識にそっちに視線が行った。