「黎奈・・・?」 炎虎が恐る恐る声をかけると グサッ 「っ・・・・?」 炎虎の体に衝撃が走る。 「え・・・」 涯を支えていたはずの炎虎が ドサッ ゆっくり倒れた。 「え、ん・・・こ・・?」 目を見開きながら視線に炎虎を捉える。 腹部から大量に血が出ていた。 「炎虎!!」 遠くから黎兎たちの声が聞こえる。 「な、んで・・・」 「えんこおおお!!」