「!?」 本当に小さかった。 耳を澄まさなきゃ聞こえないぐらい。 だけど俺にははっきり聞こえた。 黎奈の声だった。 覚えてる。 黎奈はまだ全部忘れちゃいないんだ! [ゼオラ?] 「黎兎!!」 「うお!?」 名前を呼ばれたと思ったら後ろから炎の玉が飛んできた。 俺と黎奈の間に落ちたため、黎奈はすぐに後ろに下がる。 そのとき違和感を覚えた。 真っ黒な服に少しだけの違和感。 なんだ? 「黎兎、大丈夫か?」 「あ、あぁ。大丈夫。 なんで動けて・・・?」