その言葉が悪魔の囁きに聞こえた。 [さぁ、ゼオラ。 コイツを殺すがいい] そう言って黎兎を指さした。 「え」 ゆっくり黎奈が歩いてくる。 嘘だろ。 おい、止まれよ。 気付けよ。 「黎奈やめろ!」 「黎奈やめて! 黎兎くんだよ?弟なんだよ!!」 「黎奈やめなさい! 黎奈は人を傷つけるような子じゃないでしょ? 止まりなさい!!」 母さんの言葉も届いてなかった。 ずっと俺を睨み続ける黎奈。 本当に忘れたのか・・・?