「大丈夫か!」
「はぁはぁはぁ・・・。
いったい・・。
俺のことはいいから黎奈を。早くっ・・・」
血が止まらない。
深く刺さったのか。
「だが・・・。」
「いいから!!
黎奈を止めて!前みたいな明るくて元気な黎奈に戻して!」
瑠雲と雷がそうこうしている内に犠牲者が1人増えた。
「風雅、避けろ!!!」
涯の言葉は確かに風雅に届いていた。
だが、体が動かなかったのだ。
もっとも、この中で人間の体の動きを封じ込める奴は1人しかいない。
ズブッ
「・・・・やめろおおおおお!!!!」
足の痛みなんか忘れていた。
ただただ目の前の出来事を信じたくなかった。


