神聖魔法団【下】




「大丈夫か!」



「はぁはぁはぁ・・・。
いったい・・。
俺のことはいいから黎奈を。早くっ・・・」




血が止まらない。



深く刺さったのか。



「だが・・・。」



「いいから!!
黎奈を止めて!前みたいな明るくて元気な黎奈に戻して!」





瑠雲と雷がそうこうしている内に犠牲者が1人増えた。




「風雅、避けろ!!!」



涯の言葉は確かに風雅に届いていた。



だが、体が動かなかったのだ。



もっとも、この中で人間の体の動きを封じ込める奴は1人しかいない。




ズブッ




「・・・・やめろおおおおお!!!!」




足の痛みなんか忘れていた。



ただただ目の前の出来事を信じたくなかった。